日経平均株価予想-16/9/7-では、”USD/JPYの日足チャート”を用いて日経平均株価の下落を予想をしました。
結果は、小幅な下落があったもののすぐに値を戻す展開となりました。
予想通り様子見が大正解でしたね(笑)
そして今回は、“そろそろ上昇局面を迎えそうかな?”と思ったので書きます。
1.上昇に転じる条件のおさらい
まずはおさらいを少し書いておきます。
今回の円高トレンドを見ると、オレンジ線に差し掛かる度に反落している事からこの線がトレンドラインと考えられます。
そして青線に差し掛かる度に反発している事からこの線がサポートラインと考えられます。
9月初めに再度オレンジ線で反落したため一旦下落するのではないかと予想し、さらにサポートラインを割り込むような事があれば大幅に下落するのではないかと予想しました。
そしてトレンド転換のきっかけは“オレンジ線を明確にブレイクする”事を挙げました。
2.現状
それでは直近のUSD/JPYの日足チャートを見てみましょう。
オレンジ線で反落後にじりじり下がったものの、今回も青線がしっかりとサポートラインとして機能しており割り込むことなく反発しました。
そして注目はその後の動きです。ここ半年以上超えることができなかったオレンジ線を明確にブレイクしています。
つまり、“円高トレンドが終わった”と考えて良いという事でしょう。
3.今後の展開
今後は”1ドル100円近辺を底値とするボックス相場”か”円安トレンド”のどちらになるかは今の所判断できませんが、とりあえず1ドル100円を割るような円高は無さそうに思います。
現在の日経平均株価のPERは14.2倍前後と割安と言われる水準にありますが、これはさらに円高になった場合に企業業績の下振れがあると想定されているからだと考えられますので、今後これ以上の円高が無いのであれば、当然ながら企業業績の下振れも無いと思われます。
ということで、今後は下振れを織り込んでいる状態が徐々に解消され、日経平均株価は上昇していくのではないでしょうか?