日経平均株価が弱い動きになってきました。
トランプ次期大統領の政策が依然として不透明である事などが原因でドル高に方向に動いたことが要因と考えられます。
“押し目買いのチャンス?”
と思っている方も多くいるのではないでしょうか?
1.現状
現在の私の状況は下記の通りです。
<予想>
買い
日経平均株価の上値予想は20,320円(113円/ドル水準の場合、到達時期は5月決算付近)
※日経平均株価予想-16/11/27-参照
<ポジション>
1570 日経レバレッジ
16/10/17 始値 11,370円 買い
17/01/12 終値 14,520円 現時点損益+27.7%
※日経平均株価予想-16/11/29-参照
1/12の日経平均終値は19,134.70円で直近の高値は19,615.40円となっており、上値予想には届いておりません。
ただこの予想を立てた時点で「トランプ次期大統領の動向に注意しながら上値を追っていく」ということにしていました。
昨日のトランプ次期大統領の初記者会見で相場が動き始めたこのタイミングで、
“さらに上値を追うのか?”、”いったん見に回るのか?”を考える必要がありそうです。
ということで、今回の下げが”短期的な調整局面(押し目)”なのか”中長期的な調整局面”なのかについて考えていきましょう。
2.ドル円相場の動向
2-1.中長期的な調整
おおよそ日経平均株価はドル円相場に連動して動きます。
ドル円相場の動向を知る事ができれば、自ずと日経平均株価についても知る事ができます。
ではドル円相場は今後どのように動く可能性があるのか?
まずは先日投稿した記事(日米実質金利差からみたドル円相場)が参考になりますが、ドル円相場は日米間の実質金利差の動向におおよそ連動しています。
参考記事では”実質金利差は今後縮小して行くが、この縮小の動きは一時的なもので年中盤~後半にかけては現在の水準と同等かそれ以上になるだろう”と予測しています。
一応グラフを載せておきます。
この通りに動くとするならば、
今回の下げが起点で“中長期的な調整局面”となりドル円相場は場合によっては100~105円/ドルくらいまで円高方向に動く可能性があります。
ただ、調整が終われば年後半にかけて再び円安方向に動き、予想株価20,320円(113円/ドル水準の場合)を再度目指す展開となりそうです。
2-2.短期的な調整
次は以下のグラフをみていきましょう。
グラフ上の矢印のポイントに注目して下さい。
今回のように急速に円安方向に動いた場合はいずれも、13週移動平均線が抵抗線となっている事が分かります。
今回に関してもこの13週移動平均線が抵抗線となるようであれば、 短期的な調整つまり“押し目”となる事が十分考えられます。
この展開なら当初予想した通り、5月決算付近に向けて予想株価20,320円(113円/ドル水準の場合)を目指す展開となりそうです。
3.今後の戦略
現時点では”短期的な調整局面(押し目)”、”中長期的な調整局面”のどちらの可能性もありそうです。
ただし、いずれの場合も予想株価には到達するのではないかと考えてます。
では気になるポジションですが、
とりあえずこの先調整局面を迎える可能性がある以上、わざわざリスクを取る必要は無いので利確が妥当かなと思います。
そして次の売買タイミングは現時点では以下のように考えています。
13週移動平均線で抵抗するようなら買い。
13週移動平均線を大きく割り込むようなら、日米実質金利差の動きを睨みつつ反転の機を伺う。
13週移動平均線に到達せず再び円安方向に動き118.64円/ドルを超えるようなら買い。
(おそらくこの時点で買っても利幅は十分取れると想定)