“難民やテロ懸念国の市民の入国を制限”ですか・・
対象国はイラン、イラク、リビア、ソマリア、スーダン、シリア、イエメンの7ケ国だそうです。
トランプ大統領の狙いは一体何でしょうか?
1.対象国のビザ発給件数は?
直接的な影響を見るため、2015年の米国の各国に対するビザ発給件数を調べてみました。
イラン 42,542件
イラク 15,509件
リビア 3,575件
ソマリア 1,409件
スーダン 6,722件
シリア 11,962件
イエメン 7,668件
7ヶ国計 89,387件
ちなみに総件数は11,423,208件。
全体から見ると、この入国制限自体の影響は軽微なようですね。
ただ、世界各国からの反発は大きいでしょう。
国別に見ると、イランが圧倒的に多いですね。
そういえば、真っ先に声明を出したのはまさにイランでしたね。
声明では、“アメリカ政府の決定は、イラン国民を標的にした明らかな侮辱であり~”という部分がありました。
という事は、やはりイランに対して狙いがあるのでしょうか?
そもそも大統領選中、トランプ氏は“イランとの核合意を破棄または見直す”と主張し、経済の再建をさせたいイランは”トランプ氏はきっと核合意を破棄したいのだろうが、われわれは許さない”と反発していましたね。
どうやらこの部分に何らかの動きが出てくるのではないでしょうか?
今後の動向が気になりますね。
2.米国ビザ発給数の調べ方
米国ビザ発給件数に興味のある方は以下をご参考に。
データ元:Travel.State.Gov
上記リンクから以下のサイトに飛びます。
Report of the Visa Office ~ をクリックします。
Immigrant Visas Issued ~ をクリックするとPDFファイルが開かれます。
Total欄が移民ビザ発給件数です。
次はNonimmigrant Visa Statisticsをクリックします。
Nonimmigrant Visa Issuances ~ のPDFをクリックします。
開かれたPDFのGrand Total欄が普通の入国ビザ発給件数です。
2つの数字を足し合わせたものが、全ビザ発給件数になります。
※英語がちゃんと読めないので間違っているかもしれません。ご参考程度に。