メディアシーク(4824)の株主総会に行ってきた。

総会おじさんです。

今回はメディアシークの第18回定時株主総会に行ってきました。(17/10/23)

せっかく参加したので総会内容や投資判断についてまとめてみました。

是非ご参考にして下さい。

この活動の目的などはこちら→株主総会で投資の幅を広げよう

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1. メディアシークってどんな会社? 

1.1.事業概要

LINE関連銘柄として挙げられていたのでご存知かもしれませんね。

経営理念はネット上では見当たらないので分かりませんが、「善いサービス・システム」を提供することに専念し、業務支援システム・Eコマースなどのシステム開発やウェブアプリの開発・運営を行っている会社です。また、BrainTechやAIといった最新技術の研究開発も行っているようです。

・システム開発/コンサルティング事業

カスタムメイド・システムソリューション(企業側から依頼されて開発するサービス)と、パッケージソリューション(自社開発のパッケージシステムを提供するサービス)を行っています。

<カスタムメイド・システムソリューション>
過去の導入例を見ると、業務支援システム・Eコマースサイト・学習支援システム・音楽配信サイトのシステムといった感じで、多様なシステムに対応しています。また、開発だけでなく、導入および運営も行っています。

<パッケージソリューション>
会員管理、講座管理、講師管理、経理管理など、スクール運営に必要な機能が網羅されたクラウド型スクール経営総合管理パッケージ『マイクラス』、スマートフォンのウェブブラウザ上で複数動画を同時に自動再生させる動画配信プラットフォーム『MADO』、来場者管理受付システム、ペーパーレス電子チケット発行システム、チケット偽造防止、iPad用抽選アプリ(スピードくじ)などをワンストップで提供するイベント向けワンストップソリューション『GatePass』といったサービスがあります。

メディアシークHPより

・コンシューマー向けサービス事業

自社で開発・運営を行っているウェブ・アプリサービス、企業から依頼を受け開発・運営を行っているウェブ・アプリサービス、自社開発のコンテンツソリューションのパッケージ提供サービスを行っています。

<自社開発ウェブ・アプリサービス>
主力となっているのがQRコードリーダー『アイコニット』。累計2,500万ダウンロード(2017年8月時点)超えています。他にもキュレーションサイト『Wellfy(ウェルフィ)』、恋愛ゲーム『ZEUS My Secret Lover』を手掛けており、多様なアプリケーションを展開しています。

※メディアシークHPより

<他社協業ウェブ・アプリサービス>
『週刊プロレスmobile』、『東スポ芸能mobile』、『JSガール』などがあります。

※メディアシークHPより

<パッケージ提供サービス>
LINEなどのSNSアプリ用スタンプ制作サービス『STAM-PY(スタンピー)』(メディアシークがLINE関連銘柄として挙げられたサービス)、オリジナルフォトフレーム撮影アプリ、iMessageで使う有料・無料のステッカーを提供するためのアプリなどを手掛けています。

1.2.業績推移

18期の業績は、売上高1,527,598千円(前期比12.1%増)営業損失14,267千円(前年同期6,183千円の営業利益)経常利益100,560千円(前期比58.8%増)親会社の所有者に帰属する当期純利益59,867千円(前期比29.4%増)。

過去を見ると、売上高はほぼ横ばい、17期以外はいずれも営業損失となっている。経常利益が黒字となっている期(18期も含む)はいずれも投資有価証券売却益を計上している

※メディアシークHPより

19期の業績予想は、売上高1,739,000千円(前期比13.8%増)営業利益2,000千円(前年同期14,267千円の営業損失)経常利益30,000千円(前期比70.2%減)親会社の所有者に帰属する当期純利益16,000千円(前期比73.3%減)となっている。

2.総会について

2.1.主な内容

報告事項の主な内容は以下の通りです。

・18期の業績は、売上高1,527,598千円(前期比12.1%増)営業損失14,267千円(前年同期6,183千円の営業利益)経常利益100,560千円(前期比58.8%増)親会社の所有者に帰属する当期純利益59,867千円(前期比29.4%増)。セグメント別では、法人事業では売上高1,154,333千円(前期比15.9%増)セグメント利益94,205千円(前期比38.0%減)、コンシューマー事業では売上高373,265千円(前期比1.6%増)セグメント利益80,785千円(前期比96.2%増)。

・19期の業績予想は、売上高1,739,000千円(前期比13.8%増)営業利益2,000千円(前年同期14,267千円の営業損失)経常利益30,000千円(前期比70.2%減)親会社の所有者に帰属する当期純利益16,000千円(前期比73.3%減)。セグメント別では、法人事業では売上高1,359,000千円(前期比17.7%増)、コンシューマー事業では売上高367,000千円(前期比1.7%減)。

・19期は投資の年にする。

・法人事業方針について。中長期的には受託型ビジネスからクラウド型ビジネスへ構造転換を図り規模拡大していく。また、新技術(AI、RPA、BrainTechなど?)を活用したソリューション強化により成長を目指す。19期は基盤強化をする。(他にも色々あったと思いますが、早口過ぎてこれくらいしか理解できませんでした。)

・コンシューマー事業方針について。19期はビジネスモデル入れ替えとスマホビジネスの拡大を図る。有料コンテンツやライセンス販売のモデルから広告収入やゲーム課金のモデルへ転換する。アイコニットについては、文字・ロゴ・特殊コードも認識できるようにする。MADOはライセンスフリーのVP9に対応させた。恋愛ゲームコンテンツも継続的に増やす。

決議事項については全て可決。

2.2.質疑応答

質問:株主還元策について

回答:配当については余剰金が無いのでできない。いち早く改善するよう努力している。自社株買いは予定が無い。

質問:取締役の任期2年は長くないか?

回答:貴重な意見として検討する。

質問:ベンチャー投資はちゃんとできるのか?

回答:アライアンスのための小額投資がメインだったが、投資先が何社か上場に到りキャピタルゲインを得られた。経験はある。目的はアライアンス。これまでの経験をしっかり活かす。

質問:営業は赤字で、有価証券の売却益で経常は黒字にしているが、本業の方に力を入れるべきでは?

回答:営業利益の改善を第一目標でやっている。今まで受託型のシステムを手掛けてきたがクラウド化の流れになっており、クラウド型ビジネスへの移行を模索している。

質問:茂呂取締役の辞任の理由は?

回答:一身上の都合。

質問:会計監査人との関係が長いのでは?

回答:担当者は定期的に代わっている。ドライにやってもらっているので大丈夫だと持っている。

2.3.注目材料

『今後の方針』

今回の話を聞く限り、法人事業は受託型からクラウド型へのモデル転換を図る、コンシューマー事業は有料コンテンツやライセンス販売のモデルから広告収入やゲーム課金のモデルへ転換する、といった感じでどちらも今後はビジネスモデルの転換がテーマになっているようです。

2.4.お土産

お土産は、ブールミッシュの「ガトー・スフレ」でした。

すごく美味しかったです。その日の内に全部食べてしまいました(笑)

3.投資判断は?

3.1.株価水準

株価:444円(10/23終値)
EPS:1.64円、BPS:174.70円、配当:0円
PER:270.73倍、PBR:2.54倍、配当利回り:0%
ROE:0.94%、ROA:0.65%
※EPS等は会社予想を参照

赤字ギリギリの業績予想なのでPERはすごい数値になってます。そのような業績にも関わらずこの水準になっている理由は、恐らく「QRコード」や「BrainTechやAIといった最新技術の研究開発」に対する期待感があるからだと思われます。

3.2.成長性

会社の計画では、19期を投資の年と位置付けビジネスモデルの転換などを行い、それ以降の成長の基盤を作ろうとしているようです。もし上手くいけば、ある程度の成長が見込めると思います。

BrainTechやAIといった最新技術の動向次第で成長する可能性もあります。

実は『QRコード決済』というものが急速に普及する見通しとなっています。特に中国では爆発的に増えているとの情報もあり、メディアシークのQRコードの技術が何らかの形で使われるような事があれば成長が期待できるかもしれません。

3.3.まとめ

『BrainTechやAIといった最新技術』や『QRコード』といった注目できるテーマはあるものの、本総会に出席して感じた経営者の印象や会社の方向性を考えると、私としてはあまり魅力を感じる事ができませんでした。


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