【よく当たる】日経平均株価予想-17/11/26-

前回の投稿(日経平均株価 PER14倍水準は買い?)から半年が経ちました。

日経平均株価は19,590.76円(5/19終値)から22,550.85円(11/24終値)となんと15%以上も上昇し、当時掲げた目標株価22,300円も無事達成する事ができ、私としてはとても満足のいく相場となりました。

この上昇相場はやはり日本企業の業績が予想以上に良かった事が背景にあると考えられ、「指標面から見てもさらに上がありそう」と言う人も多く見受けられます。しかし、11/9に付けた上値23,382.15円からは約1,000円程下落しており、「本当にこのまま上昇するのか?」「下落する可能性はあるのでは?」といった感じで、直近の値動きに不安を感じている方も多いのではないでしょうか?

今後の展開を予想してみようと思います。

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1.前回の予想と結果

まずは前回の予想とその結果を見ていきます。

1.1.前回の予想

前回はPER14倍という指標に焦点を当てました。

チャートを見ると分かる通り、アベノミクス相場が始まって以来、日経平均株価はPER14倍~16倍のレンジで推移しています。PER14倍を大きく下回ったのは2016年1月(チャイナショックや原油安によるオイルマネー流出)と2016年6月(Brexit)の2回のみで、いずれも先行きに対する不安が大きく高まった時期です。

予想した時期は、決算ラッシュを受けてEPSも大幅に上昇し先行きに対しては期待の方が大きい状況でした。それにも関わらずPERは14.06倍と低い水準にありましたので、期待感があれば当然PER16倍の水準を目指すだろうと予想し目標株価を22,300円に設定しました。

1.2.結果

結果は、8月半ばから9月半ばにかけてPER14倍をやや割ったものの(少しヒヤヒヤしました・・笑)、その後は総選挙や企業業績の上振れが重なり、PER16倍水準を目指してしっかり上昇しました。目標株価22,300円も無事達成する事ができました。

2.今後の展開

それでは今後の展開を見ていきます。

2.1.株価水準で見る

17/11/24時点の日経平均株価の水準を見ていきます。

株価:22,550.85円(19,553.86円)
EPS:1,524.74円(1,396.70円)
BPS:17,346.81円(15,518.94円)
PER:14.79倍(14.00倍)
PBR:1.30倍(1.25倍)
※カッコ内は17/5/19時点

株価は15%程上昇していますが、企業業績の上方修正を受けEPSが大幅に上昇したため、指標面ではさほど変化がありません。「まだまだ上昇に期待できる」といった声はこのPERの水準が理由だと思われます。

ただ忘れてはいけないのは、PER16倍を目指すのは先行きに対する期待がある場合です。為替が今よりも円安方向に振れるなどさらに業績が上がる見通しが立たなければ、今の業績で頭打ちとなるのでは?と考えられてしまい、株価も上がる事は無いと思われます。

2.2.PERのレンジで見る

アベノミクス相場が始まって以来のPERのレンジを見てみます。

必ずではありませんが、PER16倍付近まで株価が上昇した後に反転した場合、PER14倍付近まで一気に下落する事が多いように思います。

11/9に株価は23,382.15円を付けその時のPERは約15.5倍でした。一瞬の事ではありますが、そこから反転したと考えると、今回もPER14倍付近を目指す可能性も考えられます。その場合の下値のメドは大体21,350円といった所でしょう。

ただPER16倍はまだ超えていない事を考えると、反転では無く一時的な調整と捉える事もできます。その場合はこれからPER16倍を目指し24,400円程度まで上昇する可能性も考えられます。

2.3.ボリンジャーバンドで見る

日経平均株価週足チャートに13週線のボリンジャーバンド±2σを追加したチャートを見てみます。

当然ですが株価はほとんどの場合ボリンジャーバンド±2σの範囲で推移します。

注目したいのは+2σ到達後です。+2σ到達後に株価が反転した場合、-2σまで行く事が多いように思います。

さらに詳しく見るため、+2σからの乖離率も見てみます。

グラフから分かるように、+2σ到達後に反転しさらに+2σからの乖離率が5%を超えてくると-2σ付近を目指す傾向にあります。逆に言えば、5%を超えなければ一時的な調整となり再度+2σに沿って上昇する傾向にあります。

現在はまだ5%を超えていません。このまま5%を超えずに推移すれば今回の上昇トレンドは継続しPERについての項で書いた24,400円を目指す可能性があります。反対に5%を超えてしまうようなら-2σを目指して下落し21,350円付近まで調整する可能性があります。

2.4.ドル円相場で見る

日米実質金利差とドル円相場のチャートを見てみます。

日米実質金利差からみたドル円相場で書きましたが、日米実質金利差とドル円相場にはある程度の相関性があり、似たような推移をします。金利差縮小に合わせてドル円相場は円高方向に推移し金利差拡大に合わせて円安方向に推移する傾向は、チャートを見る限り依然としてあるように思います。

直近ではドル円相場はやや円高方向に振れていますが、実質金利差はここ数ヶ月は1%前後で安定して推移している事から、ここからさらに円高に振れる事は無さそうに思います。かと言って円安に振れるような事も考え難く、今後は110円/ドルで安定して推移するのではないでしょうか。

日米実質金利差は以下のパラメータで構成されていますので、それぞれの数値には常に気を配り、流れを見極めて行きたいと思います。

(日米実質金利差)(米・10年債利回り)+(日・CPI)-(米・CPI)-(日・10年債利回り)

3.まとめ

長々と書きましたのでまとめます。

・先行きに対する期待があればPER16倍を目指し株価は上昇する可能性はあるが、現時点では日米実質金利差の推移から見ても為替が円安に大きく振れる兆しは無く、さらに業績の拡大が見込まれる状況では無い。

・来週の相場次第では、13週線のボリンジャーバンド+2σからの乖離率が5%を超える可能性がある。

以上の点から、しばらくは調整しそうな感じがします。下落したとしてもPER14倍付近の21,350円がメドとなりそうです。下落しなくても、ボリンジャーバンド-2σ付近まで調整しそうです。

という訳で、現在のポジションについては目標株価も達成したので利確次のポジションについては、ここから大きく下落する可能性も低そうですし予想に反して上昇する可能性も秘めていますので、あえてリスクは取らずいったん様子見のノーポジションが良さそうです。

PER14倍付近orボリンジャーバンド-2σ付近まで調整したタイミングで次の売買タイミングを図ろうかと思います。


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