面白法人カヤック(3904)株主総会に行ってきた。

総会おじさんです。

今回はカヤックの第13回定時株主総会に行ってきました。(2018/3/23)

せっかく参加したので総会で得た材料や投資判断についてまとめてみました。

是非ご参考にして下さい。

この活動の目的などはこちら→株主総会で投資の幅を広げよう

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1.面白法人カヤックってどんな会社? 

1.1.事業概要

面白法人カヤックは、「作る人を増やす」を経営理念に掲げ、マーケティング広告の提供やソーシャルゲームの開発・運営を行っています。

主な事業は以下の通りです。

<クライアントワーク事業>
主にクライアントのマーケティングやブランディングのための広告を提供する事業です。
案件ごとにオリジナルなインパクトのある広告を提供しています。

<ソーシャルゲーム事業>
「僕らの甲子園ポケット」や「キン肉マンマッスルショット」を提供しています。
他にもちょこちょこありますが、主な収益源は上記の2タイトルです。

<ゲームコミュニティ事業>
国内最大級のゲームコミュニティ『Lobi』の運営を行っています。
スマホゲームに特化したコミュニティとなっており、ゲーム大会の開催ができるトーナメント機能を搭載しているのが特徴です。

<その他>
子会社ウェルプレイドによるEスポーツ事業、『プラコレWedding』、鎌倉R不動産、鎌倉自宅葬儀社など多岐に渡る事業を展開しています。

カヤックHPより

1.2.業績推移

上場以来順調に業績を拡大しており、売上高は平均20%以上、営業利益は平均10%以上の成長率を示しています。

18/12月期の業績は、売上高7,300百万円(前年比19.9%増)、営業利益850百万円(前年比25.9%増)、経常利益880百万円(前年比19.3%増)、親会社に帰属する当期純利益600百万円(前年比18.2%増)を計画しています。

2.総会について

2.1.総会の内容

報告事項の主な内容は以下の通りです。

※ボソボソ喋る社長で聞き取れない部分が多くありましたので、聞き取れた部分のみを記載します。

17/12月期の業績は、売上高6,087,044千円(前年比10.7%増)、営業利益675,353千円(前年比5.0%増)、経常利益737,638千円(前年比7.4%増)、親会社に帰属する当期純利益507,463千円(前年比6.3%増)となった。

・期初計画を下回った理由は、ゲーム開発の遅延の影響。

・ゲームは今期3本リリース予定。

・Lobiはビジネスモデルを転換。今期後半から再び伸びる予定。

・新会社設立やM&Aの条件のキーワードは、「仲間ありき」「クリエーターとのシナジー」「どこで何するか」。また、グループ会社に求める事は、「ブレストの文化」「グループ間のシナジー」

詳細は2017年定時株主総会招集通知をご覧下さい。

決議事項については全て可決でした。

※録音等はしていないので聞き間違いや漏れなども多々ありますのでご了承下さい。

2.2.総会の質疑応答

ホームページに質疑応答の詳細が掲載されていたので、リンクをご覧になって下さい。

第13回定時株主総会(平成29年1月1日-平成29年12月31日) 主なQ&A

※録音等はしていないので聞き間違いや漏れなども多々ありますのでご了承下さい。

2.3.事業説明会の内容

事業説明会の主な内容は以下の通りです。

※社長ではなく吉田執行役が担当。とても聞き取りやすく、事業内容がしっかり理解できました(笑)

・カヤックはクリエーターの会社。90%がクリエーター。クリエーターが活きる分野で多角化していく。

クライアントワーク事業は、主に販売促進のための広告を作っている。短期のキャンペーン特化している部分で差別化している。企画力×技術力=新体験の提供。案件ごとにオリジナルで、1~3ヶ月スパンで回転。安定性はない

ソーシャルゲーム事業は、「僕らの甲子園ポケット」「キン肉マンマッスルショット」が主なタイトルで、売上もほぼこの2つに依存している。18/12月期は3本リリース予定。19/12月期以降リリース予定のタイトルを3本開発中。新タイトルはヒットする事は保証できないが上乗せはできると思っている。

Lobiはスマホゲームに特化したコミュニティ。課金ユーザーや長期継続ユーザーといったコアユーザーが揃っているのが強み。ゲームを続けてもらう事に注力する事が重要と考え、ゲームを続ける理由を作る。コミュニティやトーナメントもゲームを続ける理由の一つになる。

・ウェルプライドはEスポーツ事業として国内最大級。企画力、ルール作りに強みを持っている。Lobiの良質なユーザーを送客。

・プラコレはユーザーとプランナーを繋ぐプラットフォーム。ユーザーが条件を入れると、ユーザーに合ったプランが届く。ダイレクトマーケティングなのでプランナー側の広告費が安く済むのがメリット。ユーザーも自分に合ったプランがすぐに見つかる。SNSの合計フォロワーは国内最大級の30万人を突破。

・鎌倉R不動産は、不動産のセレクトショップ。運営者が面白いと思った物件のみを掲載している。

・その他、地域を軸とした新サービスを展開予定。

※録音等はしていないので聞き間違いや漏れなども多々ありますのでご了承下さい。

2.4.事業説明会の質疑応答

質問:利益構造は?
回答:クライアントワークやその他サービスをしっかり伸ばせば利益体質になる。高単価のクライアントワークで支えながら利益が大きく出る可能性があるゲーム事業などでどう勝負するか。10%の利益率を確保できる範囲で投資していく。

質問:2タイトルが継続している要因は?
回答:キン肉マンについてはIPを上手く使っている。ぼくらの甲子園は愛されるタイトルになっている事や続編を出している事。ファンが根付けば続編が出るだけでユーザーが付く。ドラクエとかFFとかのように。

質問:Eスポーツの懸賞金の問題は?
回答:懸賞法に直接触れるところはやっていない。今後も法律に対応しながらやっていく。

※録音等はしていないので聞き間違いや漏れなども多々ありますのでご了承下さい。

2.5.ブレスト体験

説明会後にブレスト体験がありました。

ブレストとは?・・ブレインストーミングの略で、あるテーマについてアイデアを出し合い、それについて考えを出し合い、掛け合わせる事で新しいアイデアを導き出す手法です。

以下、内容です。(何となくブレストが何なのかは伝わると思います・・)

まずは準備運動(右脳を使うために必要らしいです)

練習として、「カードを2枚めくり、カードに書いてある絵をみて、昨日見た夢(作り話でもよい)を話す」という事をやりました。
私のカードは『つり革』と『洋服』でしたので、「なぜかつり革に洋服を通している夢を見ました」という感じで答えました(笑)

本題は、「鎌倉を盛り上げるアイデアというテーマに対し、カードを1枚めくり、カードに書いてある絵と掛け合わせてアイデアを出す」という事をやりました。
最初のカードは『雪』でしたので、「夏に鎌倉に雪を降らすイベントを行う」というアイデアを出しました。次のカードは『学校』でしたので、「鎌倉大学をつくる」というアイデアを出しました。

時間の関係でここまでで終了したのですが、ここで出たアイデアをもとに乗っかりフェーズなるものがあるそうです。

ブレストは、何を言っても安心・安全な場を作る』ことでもあるそうです。

2.6.注目材料

『株主総会』
報告事項の説明の後、「隣の人とシェアして下さい」という時間があったり、総会後に「おまけ株主総会」と題して役員の小話があったり、総会前にブレスト体験があったり、他社にはない面白い取り組みがありました。

興味がある方は、是非参加してみて下さい。

ただ、総会前に会社説明会があったにも関わらず、総会中の事業報告の際にも事業説明があり、同じ説明を2回聞かされて、正直しんどかったです・・
また、社長もボソボソ喋るので、それもちょっと・・・でした(笑)

2.7.お土産

お土産はありませんでした。

3.投資判断は?

3.1.株価水準

株価:1,031円(3/23終値)
EPS:39.84円、BPS:186.28円、配当:3.9円
PER:25.88倍、PBR:5.53倍、配当利回り:0.38%
ROE:21.4%、ROA:11.7%
※EPS等は会社予想を参照

成長性が未知数なので何とも言えませんが、既にある程度期待されている水準にあるかと思います。

3.2.成長性

クリエーターが活きる分野で多角化していくという事ですので、新会社設立やM&Aによる拡大の可能性は十分あると思います。

ただ、ゲーム事業に今後も力を入れるという事ですので、一発があれば大きな成長があると思います。

3.3.まとめ

・M&A等での規模拡大の可能性は十分にあり、ゲーム事業での一発の可能性もある。

・株価は既にある程度の成長が期待されている水準

成長に関しては未知数ですし、株価も買っても良さそうな水準かの判断もつけにくいですが、『面白い取り組みをしている会社』という切り口で、応援する気持ちで投資するという事もありなのかもしれません。

・他の総会情報はこちら→総会おじさんが行く


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